◆委員(阿部喜見子君)
まず最初に149ページ、区立学校適正配置推進経費とこれにあわせて学校選択制度についてお伺いする。
先の本会議でも学校選択制度については質問させていただいたが、この中で教育長に、小規模校に対しての支援についていろいろお伺いした。その部分はそれとして評価するが、やはり学校選択制が始まり、今は学校の中だけではなく、町会、子供会、そういった方までこういった生徒が小規模になってしまったことにより、例えば町会や子供会での活動に制限が出てきているのが現状である。
また、例えば私はたまたまママさんバレーをやっているが、その関係で学校の統廃合や、子供の数が減ることによってそちらの活動にも影響が出てきている。学校への支援だけではなく、その辺の地域との関連では教育委員会ではどのような見解を持っているか。
◎教育長(久保孝之君)
学校選択制の結果として、その地域にいながらそこの学校に行かないという方がかなり極端になっている部分があったりして、それぞれの地域ごとに見るとアンバランスが出てきている。そのことによって、地域の中で今までそこにいるから友達、そこにいるから仲よしという形で形成されていた関係がつくりづらくなったという指摘は確かに受けている。私どもはこの学校選択制については、選択肢は少ないが、その中でよりその子にとって適合するスタイルでの教育を受けられるような形の可能性を開くことが一方である。その必要性があるから各学校の特色ももちろんあるが、それぞれの取組みの仕方に、それぞれの差異があるわけだから、そういうものを受けてきちんと対応できるように選ぶ権利を認めようではないかということが一方である。しかしながら今話のあったような地域の中で子供が育つという要素も一方であるわけで、その地域から極端に地域を無視をすることにならないように学区域の子供たちを優先をするという形のスタイルを残しながらの制度を行っている。
現実には、そうした中であってもなお大きな振れが生じているということは実態としてあるわけだが、この背景には一つは学校の数の問題もあろうかと思う。既に単学級になってしまったような学校についてなかなか選ばれにくいというのは、やはり先ほどの議論にもあったが、一定の子供たちの集団がないと学校としての雰囲気として、それぞれの切磋琢磨だとかいろいろな意味でのお互いの競い合いを通じた刺激のし合いだとかというチャンスが少ないのではないかという児童生徒側の選考も働いているのではないか。したがって、学校の適正な規模での配置をあらかじめ考えてみる必要がある。
他方、小学校レベルでよく見ると、実際に分散しているといいながら、要はあちらの学校か、こちらの学校かという同じ地域の中のあっちかこっちかという関係が極めて大きい。したがって、今も言ったような適正な規模での配置が可能になるならば、その辺では一定の数で収れんしてくるのではないかと感じている。そういう点で、子供たちがきちんと地域と関係を持って過ごすということをぜひ望みたいと思っているので、その辺を勘案しながら全体の制度、あるいは適正配置の両方をにらみながら今後のあり方も考えていきたい。
◆委員(阿部喜見子君)
先ほど答弁の中で選ぶ権利という話があったが、別にこれはやれという話ではないが、今の学校選択制はもとの地域を残しつつというところがあるので、大きい人数の学校に関しては抽せんで、本来本当に行きたい学校を選べる状況ではないので、これも検討の一つではないか。そうだからといってエリアを全部取り払えという話ではないが、子供が本当に自分が行きたい学校に行けるのが本当の学校選択ではないのかと考える。
次に、適正配置の中で私が一つ問題視しているのは、一部の学校ではあるが、同じ小学校に行きつつも、選ぶというのではなくて、自分のエリアの中学校が分かれてしまうという事象がある。適正配置の中でその辺の調整というのは今後、図れないものなのか。
◎庶務課長(山下武司君)
今現在、新たな適正配置等審議会を設置しており、その中でさまざまな現状の課題もある。例えば質問のあったことについても、現在の小・中学校の通学区域が定まっている。今後、その通学区域をどうするかということで、これも審議会の中で十分議論いただく予定にしている。場合によれば通学区域の変更等も十分あり得るのかと考えており、同じ小学校から中学校が分かれるという実態も幾つかある。100%解決されるかどうかは分からないが、そういった問題点があるということでは十分承知しているので、審議会の中で議論を十分いただきたい。
◆委員(阿部喜見子君)
地域の方、特に小規模校の学校の地元の地域の方、OBは学校に対していろいろ支援している。その結果、今ちょうど選択制の用紙をお配りしている時期でもある。その中でかなり皆さんの意見が得られてきているので、今回の結果を見て、またこの件については改めて審議させていただきたい。
次の質問だが、152ページのいじめ・不登校防止対策経費である。いじめの件数が減ってきているという形で出ている。前年度、小学生では3件、中学生では14件とあるが、いじめと判断する数の根拠を教えていただきたい。
◎指導室長(生形章君)
いじめの根拠であるが、これは明確であり、いじめられている子供がいじめだと感じたところでこれはすべていじめの件数としてカウントして報告をいただいている。やっている方は、それはいじめではないと言う子もいるが、いじめられている子がもういじめだと思ったところでいじめの件数とカウントしている。
◆委員(阿部喜見子君)
では、これはあくまでいじめられた子供が、いじめられたという申告をした数と見ていいか。実際のところいろいろな度合い、例えば言葉によるいじめだとか、物を隠したりとか、暴力という形でのいじめとかいろいろあるが、若干相談いただいている件が何件かあり、本当に実際この数だろうかと懸念するところがあった。実際上、本当にいじめもかなり陰湿になってきていて、逆にいじめられていると手を上げられないのも現状というのがある。ぜひ不登校対策でスクールカウンセラーも各校にも配置していただいている。この辺をぜひ活用していただきたいが、その活用について伺う。
特に中学校では全校、小学校では4校配置されているが、実施時間が通常の勤務時間、8時半から5時15分と伺っている。教職員からの相談件数も増えているし、保護者からの相談もある。こういった中で、例えば保護者は今働いている方も多いし、先生の場合は実質、本来であれば勤務時間である。仕事にかかわったことだから行くことに対して非難するのではなくて、本当に行く時間が先生にとれるのかという部分があるが、運営時間というか、実施時間について伺いたい。
◎指導室長(生形章君)
学校に配置されているスクールカウンセラーは学校の中に一日いる。だから教員も子供の指導のないときには、学校の校務に関するということで相談を受けている。学校に置いているスクールカウンセラーについてはそういう形であるが、本区にはまた教育相談室が生涯学習センターの中にあるので、そういう形での相談は受けていると思っている。
いじめのことについては確かに子供が言いにくいという現状はあるかもしれない。ただ、これは保護者の訴えについても、同じ件数ということでカウントしているし、学校の先生に言いにくいということがあったら、私どもの指導室で電話を受けて対応していることも件数の中に入っている。
◆委員(阿部喜見子君)
実際上、相談しに行くという最初の一歩目というのは、保護者にしても子供にしても、自分がいじめられているという意識を持ちたくないし、お母さんにしても、自分の子供がいじめられているなんてというところもあるから、即相談というのはなかなか難しく、いろいろ葛藤した中で、最後に思い切ってという部分が多いと思う。いじめられているから即相談に行こうとはならないので、相談を受ける方の体制も私自身の考えとしては、例えば夕方から5時までというのを、もう少しお母さんが帰ってからできる時間とか、放課後、子供が帰った後に、誰もいないところで子供が相談に行ける時間があったりとか、もう少し時間延長というか、時間の幅を変更するようなことはできないか。
◎生涯学習課長(後藤隆宏君)
指導室所管でやっている児童・生徒にかかわるものは、学校に起因したものということで相談を受け付けているが、生涯学習センターでも教育相談室を開設していて、学校に言いづらいような相談があったら、直接学習センターの相談室に来ていただければ、カウンセリングさせていただいたり、ものによっては学校と連絡をとって問題解決に向けて取り組んでいきたいと思っている。
◆委員(阿部喜見子君)
先ほども申し上げたように、相談する方というのは、相談するということに対してすごい勇気が要る。それをほかの外の施設、もちろんそれはやっていただいているのはいいが、自分の学校というところで、言いやすさという部分がある。そういったものを汲む意味でも、そういったものは検討できないか。
◎指導室長(生形章君)
すぐ相談できないというのはよく分かる。私どもが区民から相談を受けることも数多くある。その中で、学校に言いにくいことでもという話はさせていただいてるが、反対に学校だから行きにくいという方もいらっしゃる。であるから、必ずしも保護者が学校の中で夜受けることがいいことなのかどうか、もう少し検討させていただきたいと思う。
◆委員(阿部喜見子君)
ぜひ、時間の延長については、検討していただきたいと思う。
次に、12ページの会議録検索システム経費のことでお伺いする。
区議会の仕事をするようになって、今までの議会の流れとか、諸先輩方の意見を拝聴しようかと思って検索システムを使わせていただいた。その中で、今回、特にこの委員会の資料を取り寄せるのに使ってみた。これは私の見解だが、検索方法についての部分で非常に使いづらかった。
あと、検索されて出てきた画面の出方についてだが、今度、次の予算でホームページを全庁統一でやるというのがあったが、この部分というのは、その中には含まれているのか。それともこれは独自で運営されているものなのか。
◎区議会事務局長(織田雄二郎)
検索システムの内容の問題だが、非常に使いづらいというのは、どういう点を指されて言われているのか少し分からないが、想像するに、確かに検索で頭からずっと答弁書を読んでいくというのは、文字ばかりで、そういう面では自分の核心的な部分を取り出すのは非常に難しいのかという部分はある。ただ、キーワードで捜していただくと、自分の欲しい情報にすぐアクセスできるというシステムになっている。確かに頭からずっと委員会をさらっていこうとなると、相当な時間がかかって、かなりつらい、忍耐強い作業になろうかと思っている。
今後、ホームページの庁舎での統一性との問題であるが、一応、事務的にはお互い今のメリット、あるいはデメリット、使いやすさ、悪さ等について検証しながら進めていこうという計画にしている。
◆委員(阿部喜見子君)
今、ホームページを区役所全体で作り直すという話があるが、その中では、ここの部分というのは全く抜けているのか。
◎区議会事務局長(織田雄二郎)
全体のホームページの見直しの中に、当然、私どもの議会のホームページについても、そちらの角度から見てもらって、そこで指摘があれば、できるものか、できないものかを検討していこうという流れになっている。
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