【 平成15年 12月 区民文教委員会-12月01日−01号 】

◆委員(阿部喜見子君) 
 私自身、小学生の子を持つ母親としては、まず小学校1年生に上がった時点の子供は、幼稚園生がそのまま持ち上がったようなもので、学校の見学等に行っても、かなりざわついた状態で、先生が「しーっ」という形で子供たちを静かにさせて授業を進めている。やはりまだまだ子供の状態なので、とても無理があるのではないかというのは感じている。たまたま私の子供が38人のクラス編制で入って、その中で先生の対応等を見ていると、先生自身もかなり大変だし、子供も落ちつかないという環境がある。
 最近は、保護者の方も学校行事に参加される方が多くて、授業参観等は夫婦で参加する両親がいる。そうした場合に教室があふれんばかりになっていて、子供の様子を見られないという現状もある。親はたまに行くだけだからいいが、実際、教室の机の配置を見ても本当に狭い状況で、押し込められているという感じが私としてはある。高学年に対してはすぐにというのは無理であっても、低学年に関してはぜひ実行していただきたいという思いでいる。教育委員会では低学年の現状をどのように把握しているのか。

◎学務課長(山下武司君) 
 小学校の1年生のクラスを見ると、現在53学級あるが、そのうち実質的に30人以下の学級としてとらえると、53クラス中30クラスが既に30人以下という実態になっているのが現状である。

(中略)

◆委員(阿部喜見子君) 
 学校選択制について、今回、入学見込数がかなり減っている学校についてお尋ねする。
 まず小学校は、第四吾嬬小学校と立花小学校が、学区域内の生徒からほぼ半数の人数が減っている。中学校においては、吾嬬第一中学校が約90%の生徒がほかの学校を希望しているという現状がある。人気校と不人気校との差が生じているが、どうしてこれだけ差が出ているかを教育委員会の方で把握しているのか。

◎学務課長(山下武司君) 
 小学校については、第四吾嬬小学校と立花小学校が減っている。第四吾嬬小学校については地元に住民登録している方がもともと少ないということに加えて、応募者に対して、ほかの学校を希望される方を含めてプラス・マイナスの数字である。
 立花小学校についても、今回、立花小学校の学区域からほかの学校を希望される方がいたにもかかわらず、ほかの学区から立花小学校に来なかったという状況があって、こういう数字になった。
 中学校もそういう傾向にあるが、吾嬬第一中学校については、今回、3回目を迎える中で一段と厳しい状況にあるという受けとめ方をしている。
 各学校それぞれさまざまな取組みをしてきている。こうした状況にもかかわらず差が出てきたというのは、ある意味ではこういう状況もあり得るという受けとめ方はしているが、極端に毎年こういう差が出ているというのも、教育委員会としては、それぞれの学校に対し、さらなる学校運営の充実強化を図っていただく中で、極力自校に入っていただけるような努力を、学校と教育委員会が連携して、児童・生徒の確保に努力していきたいと考えているところである。

◆委員(阿部喜見子君) 
 この学校については去年も同じような結果が出ているので、学校に問題というわけではないが、魅力ある学校づくりという意味では、学校自身ももっと努力をしてほしいし、周りの地域でも学校を盛り上げていけるような施策を打っていただきたい。
 それと反対に人気校も出てきているが、私自身、ふだん、子供を育てているお母さんたちとの会話が多いので、ざっくばらんに井戸端会議の中で出た話だが、一部の人気中学校に関して、選択してその学校に入る人はいいが、その地域に住んでいるため、そのままその学校に入った子供たちが、学校の方針としては最終的には受験を目指しているのか、それを意識しているために、区域内から来ている生徒で受験するにはという子供に対しての扱いが非常にひどいという話を聞いている。
 私自身、来年、自分の子供が学校選択をするので、今、いろいろな学校の情報を集めている中で、小学校、中学校は義務教育なので、学校の中で教えていくレベルは共通して受ける権利を子供たちは持っているので、差がないようにしてほしい。この件については教育委員会も事実確認をしていただきたい。人気のある学校、ない学校、それぞれ特色があるのはしようがないが、義務教育という部分では、みんなある程度平均点をとっていかなくてはいけないという部分があるので、その辺について今後の対応をお願いしたい。

◎教育委員会事務局次長(久保孝之君) 
 人気・不人気に分かれつつあって、特に人気のある学校、応募人数が集中する学校については、その地域の子供たちの扱いが多少手が抜かれてしまうのではないかという指摘だったと思う。この制度は自由に選択してどこでも行けるという制度ではない。学区域を残しつつ、受け入れられる範囲で他からの希望も受けるという制度だから、地域にいる子供たちを大事にするということが基本である。私どももそういう点での手抜かりがあってはならないという観点でいる。仮に指摘のようなことがあるとするならば、それはあってはならないことであり、この選択制が地域を残しつつやった意味がなくなるので、十分指導していきたい。
 また、一時的な流れかどうか、十分な分析ができているわけではないが、希望が集中する学校と抜けてしまう学校という関係の中では大きく2つの傾向がある。小学校は基本的には近隣の中であっちかこっちかという選択で大体動いているという傾向が強い。現実にそういう流れが見て取れる。中学校については、特定の学校に集中しているということと、近隣の中でやりとりが行われているということが絡まっている。それが最も端的にあらわれている学校が両極端にあるという関係にある。だから中学校と小学校では、傾向として中学校の方がより複雑だと思う。その辺を我々が一体どうとらえたらいいのか。ここ3年間、中学校については希望選択で他の学区を希望する人数が毎年ふえているという事実があり、選択そのものを望まれる子供あるいは保護者の方々の思いは出てきているという中で、それを全体としてどう受けとめたらいいのか、今後、アンケートなどを行いながらその辺の把握に十分努めたい。

◆委員(阿部喜見子君) 
 学校選択については、なるべく平等に行えるような体制で頑張っていただきたい。
 2学期制について、議員の方には話が来ていなくて、地域の方が先に知っていたという現状があるが、今回1点お尋ねしておきたい。中高一貫教育で両国高校の名前が出ているが、情報としてわかっている範囲のことをこの場で教えていただきたい。

◎教育委員会事務局次長(久保孝之君) 
 中高一貫教育で、両国高校についても中高連携あるいは一貫という形の6年制の学校にしていくという流れがあるということは、既に前の段階で報告した。その流れそのものは、どういう形で選抜を行うのか、どういう構成にするのか、現在、検討組織がつくられて検討中と伺っている。台東地区に1年早くできる中高一貫6年制学校についての一定の考え方がまとまったと都から聞いているが、一般枠募集と特別枠募集という募集をして、それぞれ必要な項目についての審査を行って選ぶという形になっていると聞いている。その辺の考え方については、東京都の教育庁報などにもダイジェストされているので、参照していただきたい。
 基本的には、中学校については義務教育の範疇だから競争試験は行われないと聞いている。適性検査や面接、あるいは書類審査等で選抜するという方向で考えているそうだが、両国高校のところに新しくできる中学校については、今の両国高校の中に設けられるということで、具体的な中身その他については検討中である。私どもで今、確かに申し上げられることはそのぐらいしかない。

ようこそプロフィールマニフェスト活動日誌墨田げんき応援団リンクご意見・ご感想
http://www.abekimi.info/